〈report 1〉「公募ダンサーによるコミュニティダンスを通じた社会的処方の実践事業」- ウィルツ幸子①
2024/11/20
11/3、「公募ダンサーによるコミュニティダンスを通じた社会的処方の実践事業」1回目となるダンス実践が行われました。
今回の実施先は、障がい者グループホームの「ウェルネス南平岸駅前」。地下鉄南平岸駅からほど近い、アットホームな一軒家です。
ダンスファシリテーターはウィルツ幸子さん。元々は国内外で、クラシックバレエやコンテンポラリーダンスのダンサーをしておられ、現在はセカンドキャリアとして、鍼灸治療の仕事を在宅訪問、内科クリニックの付属鍼灸院、地域医療支援病院の精神科ショートケアで実施されています。
ウィルツ幸子:
4歳より札幌の石川みはるバレエ研究所、琴似バレエ研究所でクラシックバレエ、17歳で札幌ダンススタジオマインドでジャズダンス、ストリートダンス、コンテンポラリーダンスを学ぶ。20歳でイギリスロンドンのミレニアムダンス2000(現 ミレニアムパフォーミングアーツ)でステージダンスのプロトレーニングを修了し、ディプロマを取得。現在は江別市のビジューバレエコンチェルトでクラシックバレエを継続中。
今回は、入居者の中から3名のみなさんが参加。実施テーマは「身体を使った楽しさを思い出すために足を動かしてみる」。
自己紹介をしながら、これからどんなワークをしていくのかお話ししていきます。今日は初日ということで、まず入居者のみなさんの「好きな音楽」を知りたいですと、お一人おひとりに伺っていきました。
Aさん:函館の女(ひと)
Bさん:Get Wild
Cさん:Love me do、Libertango
バラエティに富んだ曲名が出てきましたね!
曲をかけると、自分からすぐにAさんがノリノリで踊り出してくれました。普段カラオケでも歌っているとのこと。Aさんの動きに合わせて、全員でリズムをとって踊りました。
その後も、Bさん、Cさんのリクエスト曲に合わせて、簡単な動きで、即興のダンスを楽しみました。
「身体を使った楽しさを思い出す」のテーマに基づき、ウィルツさんはテニスボールを用意。1人1個ボールを持って、体のいろいろなところをほぐしていきます。Aさんはとても気に入ったのか、職員さんに今度買ってくることを個人的にお願いしていました。
最後に少し、みんなで足を動かしてみることに。
次回以降の実践も楽しみです!